新車の生産ラインに組み込まれる接着剤塗布装置をシーリングシステムと呼びます。接着するのは、ガラスとボディ、ルーフパネルとボディなど、溶接が不可能なすべての部位。フロントガラスであれば、ガラスの縁に接着剤を塗布してボディに貼り付ける、という動作になります。そのために必要となるのは、ウレタンやシリコンなど、内外装に使用される部材を接着する高粘度材料を効率的に供給するカートリッジ式ポンプと、その高粘度材料を塗布するガン。近年はどのメーカーでも生産ラインの自動化を進めていますので、作業ロボットとその動作を制御するソフトウエアも不可欠と言えます。もともと当社はシーリングポンプとガンの開発メーカーですが、指定されたロボットへのティーチングと、全体を制御するソフトウエアの開発も一括受注できるエンジニア集団としてお客様から厚い信頼を得ています。
ロボットアームに固定し、ガンと組み合わせて使用することも可能です。
ウインドウガラスにウレタン部材用の接着剤を自動的に塗布する装置です。
高粘度材料を手動で塗布する装置。軽量でコンパクトな設計に定評があります。